ドローン飛行の聖地!?一庫ダムでドローンの飛行は可能?!
関西のドローンの飛行場所紹介
皆さんは、どこでドローンを飛ばしていますか?
ドローンの練習場で飛ばすのも楽しいですが、広い場所で良い景色のなか、空撮をしてみたいですよね。
私も、行政書士としてドローンの許可承認の申請対応を行う傍ら、自分でもドローンを飛ばすようになりました。
しかし、なかなか近くにドローンを飛ばせる場所がなくて困っています。
関西では、少しは名の通ったドローンの飛行場所に『一庫ダム』があります。
ドローンを飛ばすことができたのは、昔のことなのか、今は飛ばすことができないのか、『一庫ダム』でのドローンの飛行について紹介していきたいと思います。
冒頭の空撮動画は、一庫ダムのダム湖である知明湖で自分で空撮したものです。
よろしければご覧ください。
・ドローンを飛ばすうえでの注意事項が分かる。
一庫ダム・知明湖の魅力
一庫ダムは、日本の美しい兵庫県川西市に位置する壮大な建造物であり、淀川水系の一庫大路次川(ひとくらおおろじがわ)に建設されたダムです。
一庫ダムは、その高さ75メートルの重力式コンクリート構造により、周囲の風景を一望することができます。このダムは独立行政法人水資源機構によって管理されており、洪水調節や水道用水の供給など、多くの重要な役割を担っています。
また、一庫ダム・知明湖は、その美しい風景で知られています。ダムから広がる湖面は、四季折々の風景を映し出し、その美しさはまさに絶景です。特に、ドローンからの眺めは一見の価値あり。しかし、その美しい風景をドローンで撮影する際には、いくつかの注意点があります。
一庫ダムでドローンは飛ばせるのか。
結論から言うと、『一庫ダム』の周辺は、飛行禁止区域が設定されています。飛行禁止区域は飛行できませんが、ダム湖である『知明湖』(ちみょうこ)は特に禁止されていないので飛行が可能です。(ダム管理者に確認済み)
(詳細は次項の注意事項を確認下さい)
飛行に際しては、ダム管理者への申請や許可等は必要なく、注意事項に留意すれば飛行はOKのようです。
以下に注意事項をまとめていますので、よろしければ確認下さい。
一庫ダム・知明湖でドローンを飛行させる際の注意事項
1. 飛行禁止区域
一庫ダム周辺にはドローンの飛行禁止区域が設定されています。一庫ダム管理所や一庫ダム網場などが該当します。これらのエリアでは絶対に飛行を避けてください。
詳細は以下の飛行禁止区域図を参考にして下さい。
(禁止区域が図示されていて本当に分かりやすいです。ありがとうございます。)
出展:独立行政法人 水資源機構 一庫ダム管理所
https://www.water.go.jp/kansai/hitokura/news/220330_doron.pdf
2. ダム周辺の特性
ダム関連施設の周辺は気流が大変不安定になります。また、周辺ではGPS衛星の電波を十分に受信できないことがあります。さらに、ダム管理所の通信設備からの電波が操作に影響することがあります。これらの点を考慮して、安全な飛行を心掛ける必要があります。
3. 飛行禁止場所
ダム堤体や周辺の構造物、管理用道路、発電所、電線など上空での飛行は禁止されています。また、上記の場所以外で見学者等がいる場合も飛行は禁止されています。他人の安全を確保するためにも、これらの場所では飛行を控える必要があります。
4. 事故発生時
万が一、ダム及び関連施設に損害を与えた場合、その損害を賠償しなければなりません。他の来訪者、車両等に危害を与えた場合、責任を持って処理解決する必要があります。ダム管理所では、事故機の回収等の便宜供与は行ってくれません。
5. その他の注意事項
撮影した画像・映像に人物が映りこんでいた場合、同意を得ずにインターネット等で公開すると、肖像権の侵害行為として民事訴訟の対象になる場合があります。また、安全管理上、ダム管理所の職員などが声をかけさせていただくことがあるようです。これらの点も十分に留意してください。
まとめ
一庫ダム・知明湖は、その美しい風景と共にドローンを飛ばすのに適した場所と言えます。しかし、その美しさを楽しむためには、上記の注意点を厳守し、周囲の状況を常に把握しながら飛行することが重要です。
ドローンを飛ばす際は、常に安全を第一に考え、ルールを守って楽しみましょう。一庫ダム・知明湖でのドローン飛行が、皆さんにとって素晴らしい体験となることを願っています。
参考)一庫ダム管理所
一庫ダムに関する様々なイベントも実施されていますので、よろしければ、一度覗いてみてください。
本記事で紹介した注意事項の元の資料は、以下からアクセス可能です。